断れない人の悲劇
お断りします!
どうでもいい仕事の依頼、お断りできてますか?
行きたくない飲み会の誘いがきたけど、付き合いが大事だからとついつい出席してしまっていませんか?
断るべきことを断れず引き受けてばかりの人は、他人の幸せばかりを満たして、自分の幸せを満たさない、いわば、他人の人生を生きているといってもいいでしょう。
断るラインをしっかり決めよう
他人の人生でなく自分の人生を生きている人、彼らは自らにとって不要な依頼・誘いを断ることができています。
なぜそれができるか?
それは、自分の人生を生きている人は、自分の人生の目的・目標をはっきりとさせているからだと思います。
目的がはっきりわかっている。だから、それに沿わない依頼はキッパリとお断りすることができる。
断らないことで自分が満たされることもある
ただ、きっつい仕事であっても、断らず受けることで自分が満たされることもあります。
わたしもある時期、会社から面倒くさい仕事(トラブル案件的なもの)を立てつづけにふられ、その一つ一つを面倒な思いをしながら達成していったことがありました。
達成したことで会社から得られる金銭的なものや評価アップ的なものも嬉しかった。
それだけでなく、こなした仕事の達成感がそのときは何とも言えなかったのを覚えています。
このわたしの事例の場合、もらった面倒な仕事をこなすことが(今はそうではないが)そのときの自分の目的だった。だから、折れずに熱い思いで達成できたのだと思います。
でも、自分の目的でもない、しかも面倒くせえ仕事をふられ続けていたら、早々に挫折するか、あきらめず取り組んでいた場合、心を病んでいたことでしょう。
断りかたは気をつけてね
ここまでで自分の人生を生きるために、断ることが大切なことは皆さんも再認識していただけたかと思います。
ただ、断りかたには気をつけないといけません。
相手のお誘いに対し、ただきっぱり「お断りします!」だけだと、人間関係がこわれます。
いずれ、自分に役立つお誘いも来なくなってしまうでしょう。
お相手のプライドを折らないような、断り文句が必要となってきます。
断り文句の例文ですが、このような感じですと、お相手もわかってくださるのではないでしょうか?
『お誘いいただきありがとうございます。(とりあえず感謝しておく。「ありがとう」はすべてのマジックワードです)申し訳ありませんが(誘いを断ったことを謝る)、○○の理由がございまして(もっともらしい理由も述べる)、今回のお誘いはお断りさせてください。またのお誘いをお待ちしております。(「あなたのお誘いは嬉しかったですよ」と意思表示して相手を傷つけないようにする)』
参考文献:樺沢紫苑先生 「学びを結果に変える アウトプット大全」