早起きしよう
わたしが早起き習慣を身につけるまでの話
わたしはもともとお腹がゆるい方だ。
で、朝の通勤電車でよく便意を催していた。
ガタゴト揺れるちょっと混んだ電車の中でお腹が下る。やばい。出ちゃう。次の駅で降りて、便所に向かう。
大都市圏で通勤通学に電車を使われる殿方はご存じだろうが、たいていその時間の駅の公衆便所の大のほうは、行列ができている。
便意をこらえながら待つ。「これは間に合わないんじゃないか!」ほんとうに危ないときもある。ようやく自分の番が来る。いそいで入るとめっちゃ汚れているときもある。
あと、催したから次の駅で降りようとすると運悪く駅間で電車が止まるときもある。あれはマジで焦る。
「駅のホームで緊急停止ボタンが押されましたのでしばらく停車します」なんて車掌さんのアナウンスがある。超焦る。お腹のものは下へ下へ出る方へ出る方へ圧力をかけてくるわけで。それでも電車は動かない。もしかすると、もしかするかもしれない。覚悟したことは一度や二度ではなかった。
朝の便意対策を開始した
そういうのにほとほと懲りて、早起きするようになった。朝食を摂って、家でかならず大便を済ますようにする。済ませてから家を出る。
わたしの場合は2時間ほどか。それくらいあれば余裕をもってお腹の応答が得られるのだ。これを習慣づけたら、朝の通勤電車の便意は激減した。(出現率を半年に1回くらいまで減らすことができた。)
早く起きるようになったから、朝に時間ができた。なにもしないとか、ダラダラテレビやネットを閲覧しているのはもったいない。だから、時間を活用することにした。
なにをしようか考えたが、自分の仕事に関する勉強をすることにした。わたしの職種は、勉強で得られた知識が即、仕事で活きる、活かせるので、勉強をしない手はないのだ。(とは言え、ついつい怠ってしまうのであるが。)
結果として、大便対策から生まれたこの朝の勉強習慣は、わたしに職場からの給与および待遇アップという好効果をもたらしたのであった。
すべての人が朝活をすべきなのか?
とは言え、すこし空しいものもある。わたしは朝の通勤を余儀なくされるお腹の弱いサラリーマンだから、こういう朝活を始めたわけである。
家で業を営んだり、通勤を必要としないサラリーマンだったら、それに通勤時の便意に悩まされることもない方ならこんな対策は要らないのだ。
だから、すべての人に朝活をしようと呼びかけるつもりはない。ただ、なにかの都合で早起きの必要が生じてしまった方、そういった方には時間を持てあますことなく朝活をされることを強くおすすめする次第である。