相手のことを理解する
「なぜか好かれる人、どうでもいい人」
あなたは顧客から好かれていますか?
仕事相手から好感を持たれる条件はなにか考えたことはありますか?
まず見た目が良い人は絶対的に有利だよね
高い確率で異性の顧客からは好かれるだろうし、
同性の顧客からも好感を持たれるだろう
では見た目に自信がない人が相手から好感を持たれためるには、どうすればいいのか?
「見た目がショボくても、それなりに好感を持たれる秘訣」
うちの職場に見た目がショボいおじさんがいる
しかし、彼はそれなりにお客から好感を持たれている
好感を持たれているから、取引も上手く進む。少しくらいのミスがあっても、目をつぶってもらえる
おじさんの仕事のスキルが突出しているわけではない。そこそこ出来るくらいだ
彼がどうして顧客から好かれるのか?
興味を持った私はしばらく彼を観察してみることにした
そしたら、このおじさんにはクセがあることに気づいた
彼はお客と話しながら、お客の色々を覚えてしまうのだ
雑談で出てきたお客のプライベートなこと、例えば出身とか家族構成なんかをだいたい覚えてしまう
そして後日、お客と会ったときに、おじさんはお客にこう話す
「○○さん、そう言えば△△出身でしたよねー。てことは今度〜でお祭りがあるでしょう?」
「○○さん、そう言えばご長男、今年受験じゃないですか〜?勉強されてますか?」
この「そう言えば〜○○ですよねぇ?」がお客に効くのだ
お客は嬉々として、おじさんに「そうなんだよ〜聞いてくれよぉ」「そうなのよ〜」と語り出す
お客とおじさんの距離がぐっと縮まるのである
「おじさんはなぜ、好かれるのか?」
おじさんがしていることは特別なことではない
ただ知りたがりな性格で、結果として相手のことを他の人よりいっぱい理解しているだけだ
これは我々にも応用可能なことではないか?
ちなみに、このおじさんは人のことを知るのが好きで、自然と顧客のいろいろを覚えてしまう奇特な性格の持ち主だ。天性の覚え魔なのだ
だが、我々は意識して戦術として、顧客のことを理解してみてはどうだろう
覚え魔のおじさんまではいかなくとも、顧客とあなたの距離は今より近くなるに違いない
たとえば、顧客が夢中な番組があれば試しに観てみると良い
そして、後日会ったときにその番組の感想を述べる
顧客は自分を理解しようとするあなたの姿に好感を覚えるだろう