1日のタスクを決める
アケミ「よし、朝のストレッチを完了!タスクリストにチェックを入れてと。」
ピエロ男「なにその紙?タスクリストってなに?」
アケミ「邪魔ねー。さて、次のタスクは床掃除と。」
ピエロ男「おい、無視すんなよ。その紙、ちょっと見せてみな。」
アケミ「あ、勝手にとるな!」
ピエロ男「なになに?『朝のストレッチ』『床掃除』『スーパーに買い物』…。あー、なるほど。やることリストってやつか。」
アケミ「そう。悪い?」
ピエロ男「いや、悪くはないけどよ。こんなん書いて意味なくねぇか?頭ん中に1日のやることくらい入ってるだろ。」
人の頭はマルチタスクが苦手
アケミ「人間の頭はマルチタスクが苦手なの。だから紙に書いているのよ。さぁ、わたしのタスクリスト返して。」
ピエロ男「ほらよ。ところで、マルチタスクって何だ?」
アケミ「一度に沢山のことを処理するってことよ。家の掃除と会社の書類作成と買い物とお隣にご挨拶と、あれもこれも同時に処理することはできないの。」
ピエロ男「いっぱいのことを頭に入れてると、まあ忘れちまうかもしれないよな。」
アケミ「うん。それに沢山やるべきことを頭に詰め込んでいると、脳の働きも落ちるというわ。だから、紙に書き出して頭の中をマルチタスクにしないようにするわけ。」
ピエロ男「頭をクリアにして、一つ一つのことに集中するってことか。」
アケミ「そう、その通り!シンプルな頭でよくわかったわね。」
手書きのマルチタスクを作ろう!
ピエロ男「なんかバカにされてるような…。それはそうと、なんで紙に手書きなんだ?スマホのTODOリストを使えばいいんじゃね?」
アケミ「スマホのTODOを使うのはダメ。だってアンタ、スマホを開くとついついエッチなサイトを見ちゃうでしょ。集中の妨げになるのよ。」
ピエロ男「お前だって、買いもしねぇのにコスメの通販サイトばっか見てるじゃねぇか。まぁ、たしかにタスクリストをスマホのTODOにしちゃいけないのは納得いった。」
アケミ「アンタもいろいろやりたいこと、すべきことがあるんなら、タスクリストを紙に書いてみるといいんじゃないの?」
ピエロ男「やりたいこと、あるぞ!キャバ嬢とデートだ。それを実現するまでのタスクリストを作ってみるか。」
アケミ「…。好きにすればいいわ。」