4コママンガ

恐るべし!、自問自答の効果(4コママンガ)

アケミ
アケミ
皆さんは、自分に質問してますか?
ピエロ男
ピエロ男
は?相手に質問じゃなくて、自分に質問か?
ブツブツ自分に話しかけていたら、おかしいヤツだと思われるんじゃねぇか

そう、相手に質問することはあるかもしれませんが、
意識して自分自身に問いを投げている人は少ないかもしれません。
でも、この自分に質問することを習慣づけると良いこといっぱいです。
これから自分に質問することの効用について解説していきたいと思います。

自問することの効用について

カクテルパーティー効果

たくさんの人が出席しているパーティー。
音楽が流れ、出席者たちの賑やかな歓談が花咲きます。
そんな賑やかで前の人が何を話しているのかはっきりと聞き取れない状況でも、
誰かがアナタの名前を口にしたならば、それを自然と聞き取ることができるはずです。
「あっ!今、誰かが私の名前を口にした!」と。
これをカクテルパーティー効果といいます。
カクテルパーティー効果は、脳が「選択的注意」を働かせているため起こる現象です。

選択的注意とは

選択的注意とは、ありとあらゆる情報の中で、
自分にとって重要な情報だけを選択し、
それに注意を向けるという脳の機能です。
今のカクテルパーティー効果のお話でいうならば、
たくさんの会話情報が流れるパーティーの中で、自らにとって大事な「自分の名前」が聞こえてきたら、
選択的注意という脳機能が働いて、それに注意を向けることができるわけです。

選択的注意を活用しよう

この選択的注意を上手く利用することで、
仕事や勉強が捗ります。
たとえば、講義を受ける前に
「自分はこの講義から特に何を学ぶのか?」と自問すれば、
聴きたいことに集中して講義を受けることができ、学習効果も上がります。
漠然と毎朝起きたときに「お前が人生で一番大切なものは何?」と自問するのもありでしょう。
そうすれば、つねに目的意識をもって一日を行動することができ、
良い生き方ができるのではないでしょうか。
(参考文献:「学びを結果に変える アウトプット大全」樺沢紫苑著 サンクチュアリ出版より)

自分への質問習慣、おすすめ

一日のはじまりに質問すること

毎日の心がけ

毎朝起きたらベッドの中で、最近心がけていることを問いかけてみてください。
たとえば、「運動習慣をつけたいから、できるだけ歩くようにしよう!」とか、
「笑顔で人に接するようにしよう!」とか、
些細なことで良いのです。
毎朝自分へ問いかけをすることによって、脳内で選択的注意を働かせることとなり、
それが行動に移されて、より良い一日になることでしょう。

スティーブ・ジョブズがしていた自問自答

アップル社の創業者、スティーブ・ジョブズは
33年間、毎朝鏡を見て自分にこう問い掛けるのを日課としてきました。
「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」
これは、毎日を惰性で生きていないか、人生を有意義に過ごすための根源的な問いだと思います。
ちなみにジョブズはこの問いに「NO」の答えが数日続くと「そろそろ何かを変える必要があるな」と悟ったそうです。
皆さんは、この質問を投げかけられて「YES」と答えられますか?

一日のしめくくりに質問すること

一日のしめくくりにも自分に問いを投げると良いでしょう。
一日の振り返りというわけです。
これをフィードバックして、明日を今日よりも、もっと向上させてください。
問いの中身ですが、
たとえば、毎朝自分に尋ねた心がけをいくつ達成できたか、
答え合わせをしてみるのはいかがでしょうか?
「できるだけ歩こう!」に対し、「今日はどれくらい歩いたかな?」とか、
「笑顔で人に接しよう!」に対し、「今日は何人の人に笑顔で接したかな?」と自問したりします。
課題が見つかったら、それを翌日の心がけにして改善していきます。

ピエロ男
ピエロ男
よし!毎朝起きたら、「今日一日、どうやって仕事をサボるかな?」と自問してみるぞ!
アケミ
アケミ
その通りに選択的注意が働いて、アンタはダメ人間まっしぐらね!